皆さんこんにちは!
食パン家あいの更新担当の中西です。
さて今回は
~原材料と特徴~
ということで、今注目されているパンの原材料と、その背景について解説します。
かつてパンといえば「小麦粉・バター・砂糖」が定番でしたが、近年では健康志向・アレルギー対応・サステナブルな素材が注目されるようになり、原材料の選び方がパンの価値そのものを左右しています。
1. 全粒粉(ぜんりゅうふん):食物繊維とミネラルの宝庫
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特徴:小麦の表皮・胚芽を含むため、白い小麦粉より栄養価が高い
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利点
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食物繊維が豊富 → 整腸・血糖値の上昇抑制
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鉄・亜鉛・ビタミンB群などが含まれ、“完全栄養パン”として注目
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注目理由:ダイエット・低GI志向の高まり。味わい深く香ばしい。
→ 全粒粉100%ではなく、ブレンドすることで食べやすさと栄養を両立
2. 米粉(こめこ):グルテンフリーとモチモチ感の魅力
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特徴:小麦アレルギーに対応、もちもちの食感
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利点
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腹持ちがよく、小麦に比べて血糖値が上がりにくい
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国産原料としての安心感、地産地消にも貢献
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注目理由:アレルゲン対応+和素材トレンド+農業支援
→ 「グルテンフリーパン」として海外輸出や観光地向けでも人気
3. 発酵バター・オリーブオイル:良質な脂質への切り替え
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特徴:香りが高く、トランス脂肪酸のリスクが低い
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利点
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発酵バター:豊かなコクと香り、乳酸菌由来の旨味
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オリーブオイル:オレイン酸による動脈硬化リスク軽減
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注目理由:ヘルシー志向と“プレミアム感”を演出できる素材
→ バターの代替でなく、「魅せる素材」として差別化可能
4. 天然酵母(レーズン酵母・酒種酵母など):発酵の個性を楽しむ
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特徴:ドライイーストに比べて発酵力は弱いが、風味が豊か
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利点
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酵母によってパンの風味・香りが変わる
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長時間発酵により、グルテン分解が進み消化しやすい
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注目理由:ナチュラル・クラフト感・腸活効果への関心
→ 「パンは生きている」という体験がファンを生む
5. プラントベース素材:持続可能性と多様性への対応
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例:豆乳バター・アーモンドミルク・豆乳ホイップ
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利点
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動物性不使用 → ヴィーガン・ベジタリアン対応
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温室効果ガス削減に寄与(畜産より環境負荷が低い)
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注目理由:SDGs・ESG経営を支える製パン素材
→ 「地球にも人にも優しいパン」として企業ブランディングにも有効
原材料で“ストーリー”を語る時代へ
現代の消費者は、「おいしい」だけでなく、「なぜこの材料を使うのか」「体にどう良いのか」を重視するようになっています。パンの原材料選びは、健康・文化・環境のすべてに向き合う行為であり、それがパン屋の信頼とブランド価値を高めるカギとなるのです。
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