あいのベーカリー通信~“おいしい一日”~

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

 

 

~“おいしい一日”~

 

 

お客様からよく聞かれる質問のひとつが、

「パン屋さんって、何時から仕込みしてるんですか?👀」

というもの。

レジに立っているときはにこにこ元気な私たちですが、
実はその数時間前から、
お店の中ではすでに“戦い”が始まっています…!🔥

今日は、
**「パン屋の一日」**をテーマに、
どんな流れでパンが焼き上がり、
どんなことを大事にしながら作っているのかを、
できるだけリアルにお話してみたいと思います✨


1. 早朝4:00、まだ外は真っ暗…でもオーブンはフル稼働🌙🔥

街の明かりがまだまばらな時間。
パン屋の一日のスタートは、たいてい 早朝4:00〜5:00 頃です。

「そんな時間から何をしているの?」と思われるかもしれませんが、
やることは山ほどあります💦

  • 生地の発酵チェック

  • 冷蔵庫で一晩寝かせている生地を常温に戻す

  • オーブンの予熱

  • その日の気温・湿度の確認

  • 仕込み表の最終チェック

パンの生地は “生き物”
昨日と同じ配合でも、
今日の温度や湿度によって発酵のスピードが変わります。

「レシピ通りにやればいい」ではなく、
「今日の生地と対話しながら調整していく」

これがパン屋の朝一番の仕事です🍞


2. 生地づくりは「音」と「手触り」で決まる👐🎵

ミキサーに小麦粉・水・酵母・塩・砂糖・バター…
レシピに合わせて材料を入れたら、
スイッチON!⚡

工房には、
ミキサーが生地をこねる「ドドドド…」という音が響きます。

でも、パン作りは
「機械にお任せ」で終わりではありません。

◆ 職人が見ているポイント👀

  • 生地の表面のツヤ

  • ミキサーから上げたときの伸び具合

  • 手に持ったときの重さ

  • 指で軽く押したときの弾力

これらを総合しながら、

「もう少し水分を足そうかな」
「今日は湿度が高いから、こね時間を少し短くしよう」

と微調整をしていきます。

同じ「フランスパンの生地」でも、
季節・天気・粉の状態で微妙に変わるので、
“今日だけのちょうどいいポイント”を探す作業なんです😊


3. 一次発酵…生地を“信じて待つ”時間⏳

こねあがった生地は、大きなボウルや発酵器に入れて
一次発酵へ。

ここで酵母がもぐもぐと糖分を食べて、
二酸化炭素を出しながら生地をふっくらふくらませてくれます。

この時間は、パン屋にとって少しだけホッとできる瞬間でもあり、
同時に “次の段取りを一気に進める時間” でもあります💨

  • 焼き型に油を塗る

  • トッピングの準備(チーズ、お惣菜、クリームなど)🧀

  • サンドイッチ用の具材の仕込み

  • デニッシュ用のバター折り込み準備

  • 焼き上がり時間の逆算

などなど、
工房の中では複数の作業が同時進行で動いています。


4. 分割・ベンチタイム・成形…パンの“顔”が決まる工程😳✨

十分に発酵した生地を触ると、
ふわっとガスを含んだやわらかい感触。

ここから👇

  • 分割(パン一個分に切り分ける)

  • 丸め

  • ベンチタイム(生地を休ませる時間)

  • 成形(形を作る工程)

へと進みます。

ロールパンならくるくると巻き、
バタールなら細長く、
あんぱんなら餡を包み込んで…

この「成形」の工程は、
パンの 見た目と食感を左右する大事なステップです。

きつく巻きすぎると膨らみにくく、
ゆるすぎると形が崩れてしまう。

「ちょうどよくガスを抱えながら、ふっくら焼き上がる形」

をイメージしながら、
手の感覚で整えていきます🥐


5. 二次発酵…“ふっくら”の最終調整💭

成形が終わったら、
パン生地を天板に並べて 二次発酵へ。

ここでは👇

  • 生地が一回りふっくらしているか

  • 表面が乾いていないか

  • 指でそっと押して、ゆっくり戻るか

を確認しながら、
**「オーブンに入れるベストタイミング」**を待ちます。

発酵が進みすぎても、
足りなくても食感が変わってしまうので、
ここは職人の腕の見せどころです😉


6. いよいよ焼成!オーブン前は“現場の最前線”🔥

オーブンを開けるときの、
あの 小麦とバターの香り…🤤

パン屋で働いていて幸せを感じる瞬間のひとつです。

  • フランスパンは高温で一気に

  • 食パンはじっくり時間をかけて

  • デニッシュは層をつぶさないように繊細に

パンの種類ごとに、
温度・時間・蒸気の量を微妙に変えながら焼いていきます。

オーブンの前に立っている職人は、

  • 焼き色

  • 膨らみ具合

  • クープ(切れ込み)の開き方

などを目で追いながら、
「あと1分」「もう30秒」 といった細かい判断を続けています👀


7. 7:30〜8:00、お店に次々と並ぶ焼きたてパンたち🥐🍞🥖

焼き上がったパンは、
少し粗熱をとってから売り場へ。

  • クロワッサン

  • メロンパン

  • 食パン

  • お惣菜パン

  • 菓子パン

トレイに次々と並んでいくと、
店内は一気に “パン屋の顔” になっていきます✨

同時に、

  • サンドイッチの仕上げ

  • レジ前のPOPの設置

  • 試食の準備(状況によって)

  • コーヒーマシンの立ち上げ

など、オープン準備も最終段階へ💨


8. 9:00 オープン!「おはようございます」の声とともに😊

シャッターを開けると同時に、
“いつものお客様”が入ってきてくださることも多いです。

「今日のおすすめはどれ?😄」

と聞かれると、
朝の眠気は吹き飛びます(笑)

  • 焼きたてのタイミングをお伝えしたり

  • 季節限定のパンをご紹介したり

  • 食べ方や保存のコツをお話したり

パンと一緒に「会話」もお届けできるのが、
町のパン屋の楽しさ
だと感じています🍀


9. 午後は「補充」と「仕込み」の同時進行💦

お昼にかけて来店が増えてくると、

  • 惣菜パン

  • サンドイッチ

  • 菓子パン

がどんどん売れていきます。

売れ行きを見ながら、

  • 追加で焼くもの

  • 今日はここまでにして明日に回すもの

を判断しつつ、
裏では 翌日の生地の仕込みも始まっています。

パンは「その日仕込んでその日焼く」だけでなく、

  • 前日から冷蔵発酵させる生地

  • 長時間発酵させて風味を出す生地

などもあるため、
「今日の分」と「明日の準備」を同時に回していく必要があるのです🔄


10. 閉店後も、パン屋の仕事はまだ終わらない🌆

営業が終わると、

  • 残ったパンの整理(フードロス削減の取り組み)

  • 翌日の発注(小麦粉・バター・具材など)

  • 道具や機械の洗浄・メンテナンス

  • 仕込み表の作成

など、やることはたくさんあります。

パン屋の一日は長いです。
でも、

朝一番に焼きあがった食パンを嬉しそうに買ってくださる常連さん
子どもが「このパンが一番好き!」と言ってくれる瞬間

そんな場面に立ち会えるからこそ、
「明日も早起きしよう」と思えるのだと思います😊


11. まとめ:パン屋の一日は、お客様の“朝ごはん”から始まる🍞☀️

  • パン屋の仕事は、早朝から仕込み・発酵・成形・焼成と続く長い一日

  • 生地は毎日状態が違う“生き物”。天候や温度を見ながら微調整している

  • 店頭に並ぶまでには、見えない段取りと細やかな手仕事がぎっしり

  • 「おいしかったよ」「また来るね」のひと言が、何よりのエネルギー源💪

明日の朝、もしパンを手に取る機会があったら、
そのパンの向こう側で動いていた
**「早朝のパン屋の景色」**を
少しだけ思い出してもらえたらうれしいです😊🥐

 

 

あいのベーカリー通信~地域に愛されるパン屋の秘密🍞~

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

 

 

~地域に愛されるパン屋の秘密🍞~

 

1|「街のパン屋さん」は人をつなぐ場所🏡

どんな街にも必ずある“お気に入りのパン屋さん”🥰。
朝の通勤途中に寄る人、休日に家族で買いに来る人、
学生たちが放課後に立ち寄るお店――。

パン屋は、**地域の人たちの“日常の一部”**になっているんです🍞🌈。
お客様の顔を覚えて「いつものね!」と笑顔で渡す、そんなやりとりが温かい💛。


2|個性で勝負する小さなパン屋たち🌿

最近では、大手チェーンとは違う“個性派パン屋”が人気✨。

  • ハード系専門(フランスパン🥖・カンパーニュ)

  • 惣菜パン中心(カレーパン・たまごサンド🍛🥚)

  • ヴィーガン・グルテンフリー系🌱

  • 季節限定スイーツ系🍓🍫

それぞれが地域の特性やお客様の好みに合わせて、
「うちだけの味」を追求しています🍞🔥。
パン屋はまさに、**“小さなクリエイティブ工房”**なんです🎨✨。


3|実はマーケティングも大事📊💬

パン屋の経営って、ただパンを焼くだけじゃないんです!
SNSで新作を発信📱、POPでストーリーを伝える🖋、
地元のイベントに出店して地域と交流する🎪。

「美味しいだけじゃなく、“想いが伝わるパン”を届ける」
――そんな姿勢が、リピーターを生む秘訣なんです😊💐。


4|パン屋×地域の未来🏘✨

最近では、学校給食・福祉施設・観光地とのコラボも増えています🌸。
地元の農家の小麦や果物を使った「地域限定パン」など、
地産地消の取り組みも盛ん🌾🍎。

パン屋は、ただの販売店ではなく、
**地域を元気にする“コミュニティづくりの拠点”**になっているんです😊🌈。


5|まとめ🥖💛

パン屋は、“毎日を幸せにする仕事”であり、
“街を温める小さな灯り”でもあります🌙✨。

一つひとつのパンには、職人の技術とお客様への想いが詰まっています💐。
今日もあなたの街のどこかで、
誰かの笑顔のためにパンが焼かれているんです🍞🌅💛。

 

 

あいのベーカリー通信~香りからはじまる幸せの朝🌅~

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

 

 

~香りからはじまる幸せの朝🌅~

 

1|朝の街に広がる“焼きたての香り”🌞

まだ街が眠る早朝。
パン屋の工房からは、こんがり焼けた小麦の香りがふんわり漂います🍞✨。
その香りを嗅ぐだけで、なんだか心がほっとする――そんな経験、ありませんか?😊

パン屋さんの一日は早朝からスタート🌅。
生地をこね、発酵を見守り、焼き上がりを見極める。
一つひとつのパンには、職人の時間と想いが詰まっているんです💛。


2|素材選びがすべての始まり🌾🥛

パンづくりの基本は“素材”。
小麦粉・水・酵母・塩――このたった4つの材料から、
無限の味わいを生み出せるのがパンの面白さなんです😋✨。

中でも大切なのは「小麦粉の香り」と「酵母の力」。
天然酵母を使うと、ほんのり酸味があって、
噛むほどにうま味が広がる“深い味わい”に🍞💫。

季節ごとに仕入れる素材を変えるパン屋さんも多く、
春は桜あんパン🌸、夏は塩パン🌊、秋は栗やさつまいも🌰🍠、冬はチョコやデニッシュ🍫❄️。
まさに「季節を味わえるお店」なんです✨。


3|職人の“見えない努力”👨‍🍳🔥

パン職人の世界は、一見のんびりしているようで、実は超ハード😳。
温度や湿度で発酵時間が変わるため、
毎日、生地の“呼吸”を感じ取りながら調整していきます🌡。

生地を手で触って「今日はちょっと元気だな」とか、
「もう少し寝かせたほうがいいな」と判断する――。
まるでパンと会話をしているようなんです🍞💬。

この繊細な“勘と経験”こそ、パン屋職人の魅力なんです💪✨。


4|パン屋が届ける“日常の幸せ”💛

パン屋さんに入ると、誰もが笑顔になります😊✨。
トングの音、並んだ焼きたてのパン、レジ横のコーヒーの香り☕️。
そこには“忙しい日常の中の小さな癒し”があるんです🌷。

お客様にとってパン屋は、
「毎日の楽しみ」「家族の会話のきっかけ」「朝の元気の源」🍞🌞。
そんな“心のよりどころ”をつくる仕事なんです💐。


5|まとめ🌈

パン屋は、“日常に幸せを焼く仕事”🍞✨。
見えない努力と温かな想いが、
あの香ばしい香りとともに毎朝届けられています🌅💛。

次にパン屋へ行くときは、
少しだけ職人の姿を思い浮かべながら、
焼きたてのパンを味わってみてくださいね🥐😊💫。

 

 

あいのベーカリー通信~やりがい~

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

 

 

~やりがい~

 

焼き上がりの香りでお客さまを迎え、昼のピークを乗り切り、夕方にもう一度オーブンを温める——。
ベーカリーは味づくり(製パン技術)と回し方(運営設計)の両輪で価値が決まります。
ここでは、現場で本当に役立つ視点で“いまのニーズ
”と“現場のやりがい”を整理しました。


1|まず押さえる:いまのベーカリーに求められる価値軸 🧭

  • おいしさの再現性:焼成と発酵が“毎日ほぼ同じ出来”で出せる。

  • 品切れ・廃棄の最小化:欠品ストレスを減らしつつ、ロスを抑える。

  • スピーディな会計と導線:ピーク混雑でも並ばせない。

  • 安全・衛生・アレルゲン表示:HACCP発想の記録と訴求。

  • OMO(予約・受取・通知):モバイルで“待たずに買える”。

  • 地域らしさ:地元素材・季節感・物語で「ここで買う理由」を作る。


2|ステークホルダー別の“リアルなニーズ” 📌

お客さま

  • 焼きたての時間がわかる(通知・掲示)

  • 定番がきちんとある(食パン・バゲット・人気惣菜)

  • 会計が速い(セルフ会計・キャッシュレス・袋詰め補助)

  • アレルゲン/原料の透明性(安心して選べる表示)

オーナー・店長

  • 粗利とロスの最適化(時間帯別の焼成計画)

  • 人材定着(早朝・土日を回せるシフト設計と育成の型)

  • リピート増(予約/定期便・LINE/アプリ配信・口コミの設計)

製造チーム(ブーランジェ/パティシエ)

  • 安定した設備と前日仕込みの余裕時間

  • 配合・温度・時間のログが残る環境

  • 売場の声が届く仕組み(どれが何時に売れたか)

販売チーム

  • ピークの人員増強と役割分担(会計・袋詰め・補充)

  • 試食/POP/焼き上がり告知など“売れる演出”の権限


3|“やりがい”はどこに宿る?(役割別)✨

  • ブーランジェ:クープが軽やかに開き、クラムが狙いどおりの気泡で上がった瞬間。配合×温度×時間の調律が数字で再現できた手応え。

  • パティシエ:季節のタルトが昼過ぎに完売、仕込み→売れ方→次回改善のサイクルが回る楽しさ。

  • 販売:常連さんの“いつもの”を先読みして渡せた時の笑顔。行列をさばき切るチームワークの快感。

  • 店長/オーナー:**廃棄率↓・粗利率↑・客数↑**が同時に動いた週のグラフ、スタッフの成長が数字で見える喜び。


4|“選ばれる店”の差別化ポイント 🧩

  1. 焼成タイムラインの公開:店頭・SNSで「〇時バゲット/〇時クロワッサン」。来店の理由を作る。

  2. 予約・定期便:主力食パン・人気ハードを前日予約/週次定期で欠品不満を減らす。

  3. 時間帯MD(商品構成):朝=食事パン、昼=惣菜・サンド、夕方=晩ごはん/翌朝用の“焼き直しOK”訴求。

  4. 地元×定番の編集:地元野菜のフォカッチャ、地元乳製品のバターサンドなど“地域の味”を既存人気に重ねる。

  5. 会計レーンの二層化:トング/トレイ導線と、ドリンク・サンドの高速レーンを分けて待ち時間短縮。


5|“今日から”使える運用テンプレ ✅

A. 焼成計画(例)

  • 4:30 低温長時間バゲット最終発酵 → 6:30 1回目焼成

  • 7:00 食パン1便 → 10:30 2便(予約分)

  • 8:00 クロワッサン1便 → 12:00 2便(ランチ前) → 16:00 3便(夕方)
    → 売上ピークの60–90分前に焼き上がりを合わせる。

B. 販売ピークの役割分担(3人編成例)

  • A:会計専任(セルフ誘導・詰まり解消)

  • B:袋詰め+トレイ回収

  • C:補充・焼き上がり告知(呼び込みフレーズ固定)

C. ロス削減“3つのスイッチ”

    1. 焼成量の見直し(時間帯KPIで微調整)

    1. 値引き時刻の事前宣言(15:00/18:00 20%→30%)

    1. 二次利用(ラスク/パン粉/フードバンク)


6|KPIで“ニーズとやりがい”を可視化 📊

  • 販売:時間帯別売上・客数、回転率(客数/分)、レジ待ち平均秒数

  • 製造:焼成合格率(狙い水分・温度・体積の達成%)、当日再焼成回数

  • ロス:廃棄率、値引き回収率、予約比率

  • リピート:会員/フォロワー増、予約・定期便の継続率

  • 人材:定着率、OJT完了率、表彰/称賛カード件数

毎週15分の**“KPIふりかえりミーティング”**で、次週の焼成・人員・告知を決めると改善が速いです。


7|ケーススタディ(フィクション)📘

  • 駅近ベーカリー:焼き上がり時刻をSNSで固定配信。朝の食パン予約と昼前のクロワッサン2便で、平日客数**+11%/欠品クレーム-40%**。

  • 住宅街の個店:夕方に“焼き直しOK”ポップ+簡易トースト提案。値引き前の回転が増え、廃棄率**-22%**。

  • 商業施設内:レーン分離&セルフ会計導入。ピークの待ち2分台へ短縮、ドリンク同時購入比率**+9pt**。


8|よくある“つまずき”と回避策 🧯

  • 朝の仕込みが間に合わない → 前日ロットの段取り表リターダー運用を標準化。

  • 行列で離脱高速レーン設計・会計と袋詰めの分業・モバイルオーダー導入。

  • ロスが減らない → 時間帯別焼成グラフを作り、値引き時刻を固定ルール化。

  • 原価がぶれる → バターやナッツは仕込み単位の原価表を見える化、配合変更の影響を即時試算。

  • 育成が止まる動画×チェックシート×出来映え写真のOJTで“合格ライン”を明確に。


9|“提案が通る”3プラン(Good/Better/Best)💡

  • Good(基本運用):焼成タイムライン公開+レーン分担+値引き台本。

  • Better(データ活用):時間帯KPIで焼成量自動提案、予約/定期便、SNS焼き上がり通知。

  • Best(地域編集):地元素材×定番の限定商品、月替わりパン会、学校・企業向け朝配
    → それぞれに客数・粗利・廃棄の改善見込みを添えて意思決定を速く。


10|ニーズは“選ばれる理由”、やりがいは“続ける力” 🌟

ベーカリーの価値は、**おいしさを決める科学(配合・温度・時間)**と、**買いやすさを決める設計(導線・予約・告知)の掛け算。
この再現性を高めるほど、数字が伸び、お客さまの
「また来たよ」が増え、
現場には
「今日もいい香りで街を元気にした」**という確かなやりがいが残ります。

 

あいのベーカリー通信~変遷~

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

 

 

~変遷~

焼きたての匂い、並ぶバゲット、袋からのぞく食パンの耳。
ベーカリーは、時代の食卓と街の風景を写してきました。ここでは技術・商品・店づくり・流通の4軸で、戦後から現在までの変遷を実務目線で振り返ります。


1|戦後〜1960s:主食化の時代—食パンと学校給食

  • 背景:小麦輸入の拡大と学校給食の普及で、パンが“特別な洋食”から日常の主食へ。

  • 商品食パン・コッペパン・菓子パンが中心。砂糖と油脂でエネルギーを補う“甘くて柔らかいパン”。

  • 技術:直捏ね・発酵→ホイロ→直火/石床オーブン。安定量産が最優先。

  • 店づくり:町のパン屋+配達。ショーケース越しの対面販売。


2|1970s–1980s:多様化の幕開け—ヨーロッパ志向と「街角ブーランジュリー」

  • 商品バゲット、クロワッサン、ハード系が徐々に拡大。

  • 設備デッキオーブン、スパイラルミキサー、ショックフリーザーの普及で、発酵と層づくりが安定。

  • 店づくり:セルフサービス台の導入、惣菜パン・焼き込み調理で昼食需要を取り込み。

  • 文化:デパ地下・駅ナカが伸び、“焼きたて”=来店動機に。


3|1990s–2000s:量販競争と分業化—CVS/SMとの共存、ベイクオフの登場

  • 競争:コンビニ・スーパーの袋パンの品質向上と低価格。

  • 分業セントラルキッチンや**ベイクオフ(半焼成・冷凍生地)**の活用で、安定供給×省人を両立。

  • 商品デニッシュ、総菜パン、菓子系のバリエーション爆発。アレルゲン表示や賞味期限管理が標準化。

  • 店づくりベーカリーカフェが増え、滞在型へ。POPや焼成タイムの演出で回転率を上げる運営に。


4|2010s:“サードウェーブ”—素材・発酵・ストーリーの時代

  • 素材回帰国産小麦、全粒粉、ライ麦、ロング発酵低温長時間発酵液種・ルヴァンの再評価。

  • 健康志向:糖質調整、ハイファイバー、プロテインブレッド、グルテンフリー(一部)。

  • デザインクラフト感ある内装、オープンベーカリー、インスタ映えが集客の武器に。

  • DXの入口:POSで時間帯別販売・焼成計画を最適化、動線とトング/トレイ設計が高度化。


5|2020s:省人・OMO・サステナ—“焼く”だけでなく“回す”を設計

  • 省人化リターダープルーファーで夜間作業を圧縮、半製品×店内仕上げのハイブリッド化。

  • OMO(Online Merges with Offline)予約受取・モバイルオーダー・サブスク食パン、焼き上がり通知。

  • フードロス削減需要予測×焼成回数再焼き(リベイク)推奨、タイムセールの自動化

  • サステナ:紙包材・レジ袋削減、余剰パンのフードバンク/ラスク化、電力ピークの平準化。

  • 衛生・安全:HACCP発想の温度・時間の記録、アレルゲン管理の徹底。


6|技術進化のハイライト(要点だけ)

  • ミキシング:直捏ね→オートリーズ・低温長時間で風味と保水を両立。

  • 発酵:常温一発→分割冷蔵・低温長時間・リターダーで“夜仕込み→朝焼き上げ”。

  • 焼成:デッキ+スチーム制御、コンベクション併用、石床・鋳鉄プレートの使い分け。

  • 冷凍冷凍生地・半焼成歩留まりと人時生産性を安定化。


7|日本ならではの商品進化

  • 食パンの高度化:生クリーム・発酵バター・湯種・中種で耳までしっとり

  • 惣菜パン文化カレーパン、焼きそばパン、明太フランス—“おかず×パン”の編集。

  • 和洋折衷あんバター、抹茶×チョコなど地域素材と融合。

  • 四季の訴求:いちご・桜・栗・さつまいも——旬で並びが変わる棚づくり。


8|チェーン vs 個店:役割のすみ分け

  • チェーンベイクオフ+カフェ動線で安定集客、家賃立地でスケール。

  • 個店長時間発酵・自然酵母・季節仕込みで差別化、**地域コラボ(農家・乳業)**で物語をつくる。

  • 共通の課題:人材確保、早朝・夜間の負荷、原材料コストの変動(小麦・バター)。


9|“これからの10年”の勝ち筋(提案)

  1. 需要予測×焼成最適化:時間帯KPIで焼き直し・焼き増しを判断、ロスと欠品を同時に下げる。

  2. 予約と定期便主力食パン・人気ハード定期受取でベース売上を安定化。

  3. 地域素材×定番:地元小麦・果実・味噌などを既存ベストセラーに小さくブレンド

  4. 仕込みの見える化:焼き上がりタイムラインを店頭・SNSに表示し、来店を設計。

  5. 人が育つレシピ動画レシピ+温湿度ログ+出来映え写真で、教育を“再現可能”に。


10|ミニ年表(ざっくり)

  • 〜1960s:主食化(食パン・コッペ)/対面販売

  • 1970–80s:ハード系・デニッシュ/セルフ販売・駅ナカ

  • 1990–2000s:CVS/SM競争/ベイクオフ・セントラル

  • 2010s:素材回帰・サワード/ベーカリーカフェ・SNS

  • 2020s:省人・OMO・サステナ/予約・サブスク・ロス削減


11|ベーカリーは“焼く技術”+“回す設計”

時代は、主食化 → 多様化 → 分業化 → 素材と物語 → データで回すへ。
いま求められているのは、**おいしさ(発酵・焼成)運営の再現性(需要予測・予約・省人)**を重ねること。
焼き上がりの香りに、無駄のないリズムを宿せた店が、次の10年をリードします。🥐

 

 

あいのベーカリー通信~商品ミックス×動線×SNS~

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

 

 

~商品ミックス×動線×SNS~

 

パン屋の利益は朝・昼・夕の“波”をどう作り、どう捌くかで決まります。商品ミックス・陳列・値引きルール・SNS告知を1日のリズムにのせれば、ロス最小×満足最大が実現。現場で即使えるオペの型を公開します。🚀


1|商品ミックス“3階建て” 🏗️

  1. モーニング担当(7–10時):クロワッサン・食パン・サンド🥐🍞🥪

  2. ランチ担当(11–14時):惣菜パン・バゲット・スープ🍔🥖🥣

  3. ティータイム担当(15–18時):デニッシュ・焼き菓子・コーヒー🧁☕

看板3品+季節2品を“固定”。新商品は週1つに絞って検証。🎯


2|陳列と動線:取りやすい=売れる 🛣️

  • 入口〜パワーゾーンに“今焼けた”を配置(POPに焼成時刻)⏲️

  • トング・トレーの導線は最短でレジまで一直線

  • 色のリズム(白→茶→彩り)で視線誘導。同色は高さで変化を。


3|製造スケジュール(標準)🗓️

  • 5:00 食パン・バゲット焼成

  • 6:30 クロワッサン/デニッシュ焼成

  • 7:00 サンド組立、カフェ立ち上げ

  • 10:30 惣菜仕込み→ランチ前焼成

  • 14:30 おやつ便(デニッシュ2nd)→“焼きたて”をもう一山🔥


4|値付け&値引きのルール 💴

  • **端数カット(180/220/260円)**で即決価格

  • セット割:コーヒー+パンで**−50円**/スープ+バゲットで**−80円**

  • 値引き閉店90分前−20%/30分前−30%の2段階のみ。早すぎる値引きは機会損失⚠️


5|ロスを“学び”に変える 📒

  • 売上/ロス/気温日報1枚に記録→翌日の焼成量時間帯を調整

  • 廃パン再活用:ラスク・パン粉・フレンチトースト仕込みで廃棄ゼロへ♻️


6|接客スクリプト(そのまま使える)🗣️

  • :「焼きたて出ました!クロワッサンは奥がサク軽、手前がバター濃いめです🥐」

  • :「温めます?スープのセットが−80円です🥣」

  • :「明日の朝は食パン厚切りが最高です。カット厚お決めしますか?🍞」


7|アレルゲン・ギフト・予約 🎁

  • アレルゲン表示トング台棚下POPの二重表記

  • ギフトミニ食パン+焼き菓子1000円セットを常備

  • 予約食パン・ホールデニッシュ前日18時締切でロスと機会損失を両取り


8|カフェ併設の“客単価+150円”術 ☕

  • ドリップ/ラテパンの香りを邪魔しない焙煎

  • 水分×塩味の相性表を小さなPOPで提案(例:塩パン×浅煎り)🧂☕


9|SNSは“3投稿/日・定型文で”📱

  • 開店前:「#本日の焼成ラインナップ」写真1枚+入荷時間

  • :「あと〇個」のライブ感+セット割案内

  • :「値引き開始」+明日の食パン予約リンク🔔
    ハッシュタグ例:#焼きたて #明日の朝ごパン #町のパン屋 🌟


10|清掃と安全のルーティン 🧽🧯

  • 毎時:トング・トレー拭き/カス受け清掃

  • 閉店前:オーブン周り・床・ドレン徹底、温度ログ保存

  • 油・アレルゲン交差作業帯を時間で分ける(デニッシュ→惣菜の順)


11|季節イベントの仕込み 🎉

  • :いちごデニッシュ🍓/桜あんパン🌸

  • :塩パン🧂/カレーパン🌶️(冷たいスープと)

  • :マロンパイ🌰/さつまいもブレッド🍠

  • :シュトレン🎄/チョコもの🍫
    ポスター1枚&予約表3週間前から告知スタート。


12|新人でも回せる“見える化”🧩

  • 焼成タイマー色分け棚割図をバックヤードに

  • OK写真/NG写真製造台の目線の高さに掲示

  • 10分で1作業のタスクカードで回転を上げる🃏


まとめ看板3品を“時間で焼き直す”×動線短縮×告知の定型化。この3点で毎日の波は作れます。まずは明日、**昼の“第二波焼成”**を計画に入れてみましょう。🔥🥐✨

 

 

あいのベーカリー通信~“粉×水×発酵=香り”~

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

 

 

~“粉×水×発酵=香り”~

 

いいパンは材料ではなく工程で決まります。粉・水・塩・酵母(またはルヴァン)を温度と時間で丁寧にコントロールすれば、割れ際でパチパチ鳴るクラストしっとりほどけるクラムが生まれます。今日から使える配合・発酵・焼成の型をまとめました。✨


1|基本のフォーミュラ(目安)

  • リーン生地(バゲット/カンパーニュ)
     粉100% / 水65〜75% / 塩2% / 酵母0.1〜1.0% または ルヴァン20〜30%

  • リッチ生地(ブリオッシュ/食パンリッチ)
     粉100% / 水(牛乳)55〜65% / 砂糖5〜12% / 油脂5〜10% / 塩2% / 酵母1.0〜2.0%

  • デニッシュ/クロワッサン
     粉100% / 水(牛乳)55〜60% / 砂糖5% / 塩2% / 酵母1.5% / 折込バター 25〜35%

迷ったら粉100%基準で考え、水分=食感塩=味の輪郭油脂=口溶けで微調整。


2|温度設計=生地の人格 ️

  • 目標捏ね上げ温度(DDT):24〜26℃(リーン)/26〜28℃(リッチ)

  • 生地温度が高い→発酵早まる&締まり弱/低い→風味は出るが時間が必要

  • 季節の補正:夏は“水温冷やす・酵母減らす”、冬は“水温上げる・前種を厚めに”

簡易計算のコツ
理想生地温×3 −(粉温+室温+ミキサー摩擦熱)=仕込み水温


3|前種で“香りの層”をつくる ‍

  • プーリッシュ:水分多め(粉:水=1:1)、室温で12–16h。香り明るく、気泡細かめ

  • ビガ:水分少なめ(45〜50%)、低温で12–18h。噛み応えと甘み

  • ルヴァン:小麦/全粒/ライ……粉の個性を酸味と旨みに乗せる。リフレッシュは毎日 or 仕込み前


4|混ぜすぎない・捏ねすぎない ✋

  • オートリーズ(粉+水だけで20〜40分)→グルテンの骨格が自然に整う

  • 本捏ねは**“膜が出る手前”**で止め、ストレッチ&フォールドで強さを積む

  • 生地を触る回数=酸化。香りは手数を減らして守る


5|発酵と整形:ガスは“育てて逃す”⏳

  • 一次発酵:気泡を潰し切らずに、折り込みで層を作る

  • 分割→丸め→ベンチ:ガスを均し、生地の“肩の力”を抜く

  • 成形張り出しで表面をピンと。張りが香りとクラムの内圧をつくる


6|焼成:蒸気と熱流の設計

  • 予熱は**高温(240〜250℃)**で十分に。

  • スチーム初期強め→“耳”とクープの開きをつくる。後半は乾かして色と音をつくる。

  • 焼き上がりのサイン:裏面のトントン音が軽い/表面がパチパチ鳴く


7|代表アイテムの“型”

  • バゲット:加水68〜72%、クープは浅く長く。蒸気厚め→後半排気

  • カンパーニュ:全粒/ライを**10〜30%**ブレンド。バヌトンで骨格を作る

  • 食パンホイロ温湿を安定(35℃/75%目安)。窯伸びは“ガスの貯金”で決まる

  • デニッシュ:バターは15〜18℃帯三つ折×3で計9層×2。冷やしながら作業❄️


8|“よくある困りごと”と対処

  • クープが開かない:発酵過多/表面乾燥不足→ホイロ短縮+初期蒸気増

  • クラムが詰まる:捏ねすぎ/成形でガスを殺した→手数減+やさしく成形

  • 酸味が強すぎ(ルヴァン):リフレッシュ頻度UP若めの種を使う

  • 皮硬すぎ:焼成後室内で10分休ませ、湿気を戻す


9|原価と仕込みの見える化

  • 粉100に対する原価%で管理。油脂・バターは価格変動の要注意

  • 日報:仕込み量・廃棄・売れ筋・気温湿度を1枚に。次日の配合に反映️


10|朝仕込みタイムライン(例)⏱️

  1. 4:00 前種混和→本捏ね

  2. 4:40 一次発酵開始(折り2回)

  3. 6:00 分割・ベンチ

  4. 6:30 成形→ホイロ

  5. 7:15 焼成→店頭へ️


まとめ温度・時間・手数の三点を揃えれば、配合は素直に応えてくれます。明日は**“水温を測る”**から始めてみましょう。

 

 

あいのベーカリー通信〜小麦粉〜

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

パン作りの要、小麦粉の話

〜素材が味を決める〜

当店のブログをご覧いただきありがとうございます。
パン作りに欠かせない「小麦粉」にスポットを当てて、お話していきます。


小麦粉はパンの“ベース”となる素材

パンの主原料といえば、何といっても小麦粉です。
一言で「小麦粉」といっても、実は種類が豊富で、パンの種類によって使い分けることがとても大切です。

たとえば、ふんわりモチモチの食パンにはタンパク質(グルテン)が豊富な強力粉が適しています。
一方で、口当たりの軽い菓子パンやブリオッシュなどには、中力粉や薄力粉をブレンドして、よりしっとり感や繊細な食感を出す工夫をします。

この「どの小麦粉を使うか」が、パンの味・香り・食感を大きく左右する、まさに“パン作りの要”なのです。


産地や製粉方法へのこだわり

当店では、小麦粉の産地や製粉方法にもこだわりを持っています。

たとえば、

  • 国産小麦粉は、香りが豊かでやさしい風味が特徴。自然な甘みがあり、焼き上がりもふんわりと柔らかく仕上がります。

  • **外国産小麦粉(カナダ・アメリカなど)**は、グルテン量が多く、しっかりとした骨格のあるパンが焼けます。安定感のある仕上がりが魅力です。

パンの種類や目的によって、これらを単独で使ったり、ブレンドしたりして、ベストな配合を毎日試行錯誤しています。


健康志向の小麦粉も人気

近年は、健康志向の高まりから、以下のような小麦粉の人気も高まっています。

  • 全粒粉:小麦の表皮や胚芽も一緒に挽かれているため、栄養価が高く、食物繊維も豊富です。香ばしい風味が特徴です。

  • ライ麦粉:ヨーロッパのパンでよく使われ、やや酸味のある香りと食感が魅力。ハード系のパンにぴったりです。

  • グルテンフリー粉(米粉など):アレルギーや体質に配慮したパンづくりにも取り組んでいます。

このように、小麦粉の種類が変わるだけで、パンの仕上がりや味わいがまったく異なります。


粉と向き合う日々

私たちパン職人は、毎日小麦粉の状態を観察しています。
気温や湿度によって吸水率が変わるため、水分量の調整やこね時間も日々変わってきます。
粉の機嫌を見ながら、「今日の一番美味しいパン」を目指して、細かな調整を重ねています。

パン作りは、単なるレシピ通りの作業ではありません。素材の声に耳を傾ける繊細な仕事なのです。

 

 

あいのベーカリー通信〜朝の香りから始まる一日〜

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

 

パン屋ってどんな仕事?

〜朝の香りから始まる一日〜

当店のブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、「パン屋って、どんな仕事をしているの?」という素朴な疑問にお答えしたいと思います。
パン屋と聞くと、朝早くからお店が開いていて、焼き立てのパンの香りがふわっと漂っている、そんなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?
でも実際には、その香りが街に広がるずっと前から、パン職人の一日は始まっているのです。


朝はまだ暗いうちから始動

私たちの仕事は、まだ外が真っ暗な早朝、時には深夜に近い時間からスタートします。
まず最初に取りかかるのが生地の仕込み。フランスパン、食パン、クロワッサンなど、それぞれに合った配合や練り方を見極めながら、生地を丁寧にこねていきます。

この工程で大切なのは、気温や湿度に応じた微調整
毎日同じように見えて、発酵の進み具合はほんの少しの違いで変わってしまいます。まさに“経験と勘”がものをいう瞬間です。


成形、発酵、そして焼き上げ

一次発酵を終えた生地は、パンの種類に応じて形を整える「成形」の工程へ。
丸めたり、編み込んだり、具材を包んだりと、それぞれに個性ある形へと仕上げていきます。

その後、二次発酵を経て、いよいよオーブンでの焼き上げ
こんがり焼けて香ばしい香りが広がるこの瞬間は、何度経験しても格別です。


店頭の準備と開店時間

焼き上がったパンは、店頭に並ぶ直前にチェックと仕上げを行います。
並行して、サンドイッチや調理パンの準備、ディスプレイの整備も進めていきます。

開店時間には、お客様に一番おいしい状態のパンをお届けできるように、全体の流れを見ながら準備を整えます。ここがパン屋の“勝負どころ”でもあります。


閉店後の仕事もたくさん

意外と知られていないのが、閉店後の作業
次の日の仕込み、道具やオーブンの掃除、在庫の確認、材料の発注など、やるべきことはまだまだ続きます。

「毎日同じことの繰り返し」と思われがちですが、気温や湿度の変化、新商品の開発、お客様の声への対応など、日々新しい工夫と発見の連続です。


パン屋のやりがい

忙しく体力も使う仕事ですが、やりがいも大きいです。
なによりも嬉しいのは、お客様からの「今日もおいしかった」「また買いに来ます」という言葉。

パンという小さな幸せを通して、誰かの一日が少し明るくなる。
それが、私たちパン屋のいちばんの喜びであり、原動力でもあります。

 

 

あいのベーカリー通信~喜び~

皆さんこんにちは!

食パン家あいの更新担当の中西です。

 

さて今回は

~喜び~

ということでベーカリーショップで働く中で感じられる「喜び」や「やりがい」を、現場の視点から深く掘り下げてご紹介します。

 

パンの香りに包まれた朝。焼きたての温もりを手にしたお客様の笑顔。ベーカリーショップは、日常の小さな幸せを提供する場所です。そして、そこで働くスタッフや職人にとっても、その喜びはかけがえのないもの。


1. 焼きたてのパンを見た瞬間の達成感

パン生地がふくらみ、香ばしい色に焼き上がる瞬間。すべての工程を経て完成したパンの姿は、職人にとって何度経験しても心が震える光景です。

よく聞く現場の声:

  • 「ふわっとした膨らみに、今日はうまくできたと実感できた」

  • 「焼き色が理想通りになったとき、1日が報われる」

パン作りは繊細な作業ですが、だからこそ「成功した!」という瞬間の喜びは格別です。


2. お客様の「美味しかった」のひと言が何よりのご褒美

焼きたてのパンを手にしたお客様の表情。帰り際の「ごちそうさま」「また来ます」のひと言。これこそがベーカリーで働く人々にとっての最大のやりがいです。

うれしい瞬間:

  • 「子どもがこのパンしか食べないんです」とリピーターに

  • 「ここのクロワッサンは特別」と常連客が通い続けてくれる

  • SNSでパンが紹介され、新しいお客様が訪れる

パンを通じて人の心に残る仕事ができることに、多くのスタッフがやりがいを感じています。


3. 一緒に働く仲間との絆が生まれる

ベーカリーはチームプレーが命。仕込み、焼き、陳列、販売…それぞれの担当が一体となって店舗を動かします。

喜びにつながる現場の連携:

  • 忙しい朝のピークを乗り越えたときの達成感

  • 焼きあがったパンを褒め合う文化

  • 誕生日や記念日にサプライズを贈り合う風土

パンの温かさは、人の温かさから生まれるという実感が、日々のモチベーションになります。


4. 地域に根差し、人の暮らしに寄り添える

ベーカリーは、町の“食と心”を支える存在。朝の通勤前、学校帰り、休日のランチタイム…日常のあらゆるシーンに寄り添います。

地域との喜びのつながり:

  • 「地元産の小麦を使ったパン」で地域活性化に貢献

  • 幼稚園や福祉施設へのパンの提供

  • 災害時の炊き出し支援で「ありがとう」と言われる

パン屋があることで、人の生活が少しだけ明るく、楽しくなる。そんな社会的な価値を実感できるのも大きな魅力です。


5. “日常にある幸せ”を届けられる仕事

パンは特別なごちそうではないかもしれません。けれど、「何気ない朝にほっとできる」存在として、人々の心を満たしてくれます。

  • 毎朝決まったパンを買いに来る年配の方

  • 週末に親子で来店してくれる家族

  • パンを片手に笑顔になるお客様の姿

こうした光景に触れるたび、「自分の仕事が誰かの幸せを支えている」と実感できます。


ベーカリーの喜びは、“香り・手ざわり・言葉”の中にある

ベーカリーショップでの仕事は、技術職でありながらも、人と人とのつながりを育むサービス業でもあります。パンを通して笑顔を届け、信頼を築き、日々を彩る──そんな“しあわせな循環”を生む場所が、ベーカリーなのです。

これからパン作りに携わりたい人、店舗運営に挑戦したい人へ。あなたが届ける1個のパンが、きっと誰かの1日を明るく照らすはずです。